業者に正式に頼む前に見積もりを出してもらい、検討する必要がある。
複数の業者に出してもらうといいだろう。
対応のしかたなどでもそれぞれの業者のカラーは伝わってくるので、これもヒントにしよう。
見積もりを出させただけでお金を請求きれることはないので、安心してほしい。
引っ越し料金は家賃1か月分が目安だが、やりようによっては2〜3万円の開きが出ることもある。
最近は「引っ越しパック」という商品が人気。
引っ越しパックの料金には、引っ越し作業全体が含まれているので、料金の明細が明快であることが大きな特徴だ。
パックを利用するには、まず自分の荷物のトータルな量を把握しておくことが大切。
パックの場合も荷物が少なければ少ないほど安くなるからだ。
今や引っ越し専門会社に限らず、大手運送会社や宅配便会社もパック商品を取りそろえている。
選択の余地は大いにあるわけだから、「自分の引っ越し」にマッチする商品はどれかを、じっくり研究してみよう。
引っ越しの料金にもシーズンによって違いがある。
引っ越しが集中する時期は割高。
夏休みや土日も通常よりは高い。
深夜・休日も同様だ。
逆に平日ならば、業者によっては割引料金になるというケースもある。
学生ならば、時間の自由をうまく活用していけば、引っ越し料金をセーブする道はこんなところにもひらけているのだ。
なお、引っ越しの奥義の一つに「捨てる」がある。
余分なものだと見極めたものは、引っ越しを機会に思い切って捨てる。
こうして生活のスリム化を計るとともに、引っ越し料金も安く抑えるのだ。
チープシックな引っ越し方法といえば、何といっても「自前」。
レンタカーや友達の車を借りて、人的労働もすべて個人的なコネクションでまかなってしまう。
この方法を取る人は多い。
とにかく安いのだ。
アンケートのなかには、費用の総計8000円という例もあった。
しかも、そのお金は手伝ってくれた友人との飲み代だったという。
ここでは、自前の引っ越しのノウハウについて、当研究会が行ったアンケート調査をもとにまとめてあるので、ぜひ参考にしてほしい。
まずは、友達との連携プレーについて。
付き合いの「密度」にもよるだろうが、引っ越し作業全般について友達におんぶに抱っこでは困りものだ。
まず必要となるのは段ボール箱。
引っ越し業者に頼むならば、運送会社の段ボール箱を使うという方法もある。
これなら規格品なので作業は楽だが、お金がかかる。
引っ越し費用をできるだけ安くあげたい現実派ならば、近所のスーパーやコンビニ、商店などでもらってくるという人が多いだろう。
一声かければこころよく分けてもらえるし、店の外に積んであり自由に持ち帰れるところもある。
ことは引っ越しなのだから、少しでも丈夫、かつ清潔そうな箱を手に入れたいのが人情というもの。
ここで注目したいのが薬屋さん。
実は丈夫できれいな段ボール箱は薬屋さんにあることが多いのだ。
薬品や化粧品などの段ボール箱は、デリケートな商品の運搬を想定しているだけあってタフにできていて、清潔に保たれていることが多い。
引っ越し用の段ボール箱が欲しければ、薬屋さんに行ってみるのがベストだ。
なお、前述の運送会社系業務用段ボール箱には、「業者によって基準サイズが違うので見積もりのときに注意」という声もあった。
忘れてはいけないのが新聞紙。
引っ越しの荷造り作業には何かと役立つものなのだ。
短期間に集めるのは大変なので、早い時期から準備しておこう。
最低でも1か月分は欲しいところだ。
引っ越し前の整理の段階で、うっかりちり紙交換に出してしまって、仕方なく市販きれている荷造り用紙を買いに行くというような事態に陥らないように注意しよう。
新聞紙の用途には、丸めてクッション代わりにする、割れ物を包む、3〜4重に折って引き出しにはさんで固定する、などがある。
ただし、食器を新聞紙で包むとインクの黒い汚れがつき、案外落ちにくいので、気を付けよう。
折り込みチラシならオーケーだ。
次は箱詰めの作業を進めていくことになる。
最初に段ボール箱の底に新聞紙をやや厚めに敷く。
四隅とすき間にはクッション用の新聞紙を詰めておこう。
どんぶりや茶碗、漆器類やグラスというふうに順に箱詰めしていけばいい。
フィニッシュは、箱の表面に「ワレモノ」と赤のサインペンで書いておけばバッチリだ。
縦・横に記入しておこう。
食器などを箱詰めするときは、重いものから順に箱詰めしていくと割れにくい。
また、軽いものは大きな箱に、重いものは小さな箱に詰めておくと持ち運びが楽になる。
こういうちょっとしたコツも覚えておきたい。
食器類の包み方にはちょっとした工夫がいる。
茶碗・小鉢・皿・どんぶりグラス・コップなどガラス製品、はし置きなど土瓶・とっくりなど瓶類は、最もノーマルなパターン。
新聞紙は二重にして食器の形なりにラップする。
同じ大きさで同型のものをヒモでしばっておくといいだろう。
小物は、包んだ上でもうワンステップを踏む。
小さい箱を用意して動かないように詰めておくと安心なのだ。
この小さい箱がたまるようなら、さらに大きい箱にまとめてしまってもいい。
は、まず口の中に紙を詰めること。
その上で周りを厚めにくるんでおいて全体を包んでいけばオーケーだ。
まず口をしっかり閉めておくことが肝心。
閉めた上からガムテープで補強しておくとグッドだ。
瓶はふたを開けたままの段ボール箱に詰めていく。
瓶と瓶との間には新聞紙を挟んでおく。
箱にはひもを十文字にかけておこう。
家電品などの荷造りには準備が必要だ。
冷蔵庫の中に入っているものは、引っ越し前日までにすべて始末しておくこと。
もちろん霜は取り、蒸発皿の水は捨てておく。
洗濯機は機体を傾けて、中に残っている水をすべて抜き取る。
石油暖房器具は、タンクの中の油を全部抜き取ってから荷造りに取りかかろう。
布団袋の使い方は知っているだろうか。
最初に布団を重ねておいて、上からかぶせ、ひっくり返してヒモを締めるという手順でやると簡単だ。
プランターや鉢植えの植物も引っ越すということを忘れないでほしい。
前日にたっぷり水をやっておくことだ。
引っ越しの荷造りで頭に置いておきたいのは、最後まで使っていたものは、最初に使うものであるということ。
当然、そうした「すぐに必要なもの」は最後に荷造りをすることになる。
「すぐ必要なもの」には食器、食品、トイレットペーパー、タオル、下着、着替え、パジャマなどが挙げられる。
このほか、雨具なども当日まで荷造りはしないようにしたい。
引っ越し前の受け持ちガス会社と、転居先のガス会社の両方に連絡する必要がある。
領収書や検針票にある「お客さま番号」を確認しておこう。
引っ越しの2〜3日前までにはコンタクトを取っておくようにしよう。
口座振替で料金の支払いをしていた場合、引っ越し後も同じガス会社なら、同じ口座から振替払いを続けることができる。
連絡の際に申し込める。
引っ越しの当日にはガス会社の担当者が料金の精算にやって来る(口座振替も可)。
引っ越し先で注意したいのはいきなりガス機器を使用しないこと。
都市ガスには全国で7つもの種類があり、ガスの種類が違っている可能性もある。
必ずガス会社の人にガスの種類と機器が合っているか、換気のシステムは万全か、といった安全面のチェックをしてもらってから使うようにする。
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